雨音にとけて

作詞 星野美咲

窓を叩く雨音が

ひとりの夜に哀しい
消したはずの恋心
忘れたはずの思い出

雨に降られた 初めてのデート
慌てて買ったビニール傘に
少し照れながら相合傘
半分ずつ雨に打たれてた

雨上がりの虹を二人で見ていた
夕暮れ迫る歩道橋の上


冷たい雨に濡れながら
君の部屋へと急いだ
ドアの向う待つ笑顔
少しでも早く見たくて

濡れた前髪 指で拭っては
風邪ひくわよと心配そうに
熱いコーヒー入れてくれた
君と二人雨に溶けていった

なにもない部屋に響く雨音
やさしさだけが溢れてた時間

降り止まぬ雨が思い出させる
終わった恋の儚いぬくもり
失くした恋のやさしいStory

(2004年 作詞)

作編曲・演奏・歌 蓮


Cover photo by Abundant Shine


星野美咲 歌詞集

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