あの夏の君の思い出

作詞 星野美咲

夏の風が運んできた

揺れる葉音 君の思い出
向日葵みたいに まっすぐに咲いた
幼かった日の 二人の恋

車なんてなかった
二人乗りの自転車の後ろ
恥ずかしそうに僕のシャツを
握り締める君が愛しくて

青空に浮かぶ雲みたいに
このまま君を連れ去って
はるか遠く行けるのなら
なんて 思ったりもしたよ

いま 君はどうしてるの
ねぇ 僕の好きだった笑顔で
毎日 元気に暮らしてるのかな
そんなことを ちょっと 考えた


夏の海が運んできた
潮の香り 君の思い出
濡れた砂の上 並ぶ足跡
波にさらわれて 消された恋

お金なんてなかった
君が作る愛情弁当
不器用なのに僕のために
頑張ってる君が愛しくて

海辺で騒ぐ子供たちの
笑い声なぜかせつなくて
はるか彼方 遠くなった
君を 想ったりしてる

いま 君はどうしているの
ねぇ 僕を困らせた涙は
忘れて 元気に暮らしてるのかな
それだけが ちょっと 気がかりさ


夏の風が運んできた
揺れる葉音 君の思い出
向日葵みたいに まっすぐに咲いた
幼かった日の 二人の恋

(2004年 作詞・詞先 )

作編曲・演奏・歌 keychan

Cover photo by 防腐剤


星野美咲 歌詞集

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