ボクハココニイル

作詞 星野美咲

桜色に染まるキミの頬に

ひとしずくの涙も見たくはないから
ボクは わざとおどけて見せた

無理して微笑むキミを見てたら
この胸で泣かせたほうがよかったのかと
後悔に似たせつなさが溢れる

やさしいなんて 言わないでくれ
黙って愚痴を聞くのも
こうしてそばにいるのも
キミのためなんかじゃない

ボクが此処にいたいから
キミを守っていたいから
この気持ちが恋だと気づいても
キミに告げる勇気がないから
ただそっと ボクは此処にいる


伏目がちに歩くキミの肩に
ひとひらの花びらが舞い降ちてたから
ボクは そっと払おうとした
    
伸ばした指先キミに触れたら
その腕を引き寄せようか隠した欲望
抑えきれない愛しさが狂わす

ごめんねなんて 言わないでくれ
キリキリ痛む心を
見せずにそばにいるのも
キミのせいなんかじゃない

ボクが此処にいたいだけ
キミとこうしていたいだけ
この想いをすべて捧げても
キミに届くすべなどないなら
ただそっと ボクは此処にいる


さびしいなんて 言わないでくれ
ギリギリ止めた感情
壊れて走り出しても
ボクのせいなんかじゃない

ボクは此処にいたいのに
キミを見つめていたいのに
惑わされる甘い香りにも
キミに伝う温もり感じて
そうもっと ボクは恋をする

(2004年 詩作

2007年 歌詞へと推敲修正・公開)

作編曲・演奏・歌 Kn


Cover photo by 橘光博website

星野美咲 歌詞集

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